天地明察

映画が上映される前々から借りて読み初めて、映画も見に行く予定にしていましたが、なかなか読む間がないうえに474ページにも及ぶ長編小説だったので、ついに読み終わったけど映画が終わってしまってるヾ(・・;)ォィォィ
時は江戸時代、囲碁棋士にして天文暦学者である安井算哲(渋川春海)の生涯を描いた時代小説です。
算哲は改暦という大命を受け、途中大きな挫折を味わい、また、師匠と仰ぐ者たちや妻の死に直面しながらも、23年という長期間に渡って研究に励み、ついには大和暦を生み出すのです。
僕は彼のように、先の見えない大きなものに立ち向かう生き方にはとても尊敬します。
先ごろでは、山中伸弥さんなんかも、臨床研修での挫折から、研究に研究を重ね、ついにはiPS細胞の開発しました。
僕の場合、すぐに結果を求めてしまうのでこんな研究職は絶対に向いてないと思いますが(笑)
でも、この2人から教わったことは、毎日毎日をのんべんだらりと過ごすのでなく、目的を持って日々研鑽に努めることの重要性です。
それは、スポーツにしろ仕事にしろすべてに言えることだと思います。
そんなことを考えさせられる本でした。
人気が出るのも頷ける一冊です。


天地明察

天地明察