大雲取越

あいにくの曇り空の中、那智山から小口まで大雲取越に挑戦しました。
9時 那智大社登山口出発。
急な登りが続きます。


9時20分 那智高原着
ここから舟見茶屋までは緩やかな登りが続きます。
尾根を歩くところもあるのですが、今日は風が強いです。


9時50分 登立茶屋跡着


10時30分 舟見茶屋跡着
ここからは、那智勝浦町太地町の町並み、那智湾と妙法山が一望できます。
絶景のスポットです。

緩やかな下りとなりました。
道中で、久しぶりに霜柱を見ることができました。

しばらく歩くと林道と合流して、地蔵茶屋まで舗装道路を歩くことになります。
舗装道路はゆるやかな下りが続きます。


12時 地蔵茶屋跡着
祠があってお地蔵さんが祭られていました。
着く頃に雨が降り出し、雷が鳴ってきたので、近くの休憩所で休憩がてら昼食をとることにしました。
中は、砂利が敷き詰められていて、テーブルと丸太の椅子がありました。
ほんのりと木のよい匂いがしました。
外国人の登山客が2人雨宿りしていました。
話を聞くと、2人は滝尻王子から歩いてきて、私たちとは逆で、これから那智大社に向けて歩いていくようです。
出身を尋ねると、スペインの方でした。
そこで、サンティアゴ巡礼道のことなど尋ねてみましたが、熊野古道のほうが好きだと言ってくれました。



12時40分 休憩所出発
一向に雨の止む気配がなかったので、傘を差して出発しました。
ここから越前峠までは登りが続きます。


12時55分 石倉峠着


13時20分 越前峠着
ここからは胴切板と呼ばれる急な下り坂が続きます。
ここまで来ると、雨の影響で濃霧が発生してきました。


と思いきや、今度はあられが降ってきました。
しかも相当な量です。
降ったあられが床一面に積もりました。


14時10分 楠の久保旅籠跡着
ここには、昔10数軒の旅籠があって、大変にぎわっていたようです。
今でも、石垣などがあって、往時を彷彿することができます。
丸い大きな石になにやら文字が書かれていました。


14時20分 休憩所着
10分間休憩しました。


15時 円座石着
小銭をお供えしている人がたくさんいました。


15時10分 大雲取越小口登山口着
下りきるくらいで、天気も回復して晴れ間がさしてきました。


ゆっくり歩いて、休憩もとりながらでしたが、およそ6時間かかりました。
アップダウンが険しく、雨や凍結により石畳が滑りやすくなっていたり、悪天候でだったため、なかなか大変な道のりでした。