浅野温子 語り舞台

今日、三重県熊野市の花の窟にて浅野温子の語り舞台「日本神話への誘い」が行なわれました。
屋外なので天気が心配されましたが、なんとか天気も持ち堪えてくれました。

内容はイザナギノミコト、イザナミノミコト、カグツチノミコトの話でした。
話の概要を簡単に説明すると、

イザナギノミコトとイザナミノミコトという二柱の神がおり、二神は多くの国や神を生みました。
そして、火の神であるカグツチノミコトを生んだときにイザナミノミコトは大火傷を負って死んでしまい、黄泉の国へ旅立ってしまいます。
最愛の妻を亡くしたイザナギノミコトは嘆き悲しみ、我が子カグツチノミコトを殺してしましいます。
そして、黄泉の国へ妻を連れ戻しに出かけるのです。
そこで風貌が変わり果てた妻を見て、愛想を尽かして引き返すことにするのです。

といったようなシナリオです。
浅野さんの、声に強弱をつけたり絶妙な間を使いこなす話術に、ついつい引き込まれてしまいました。ところどころに加わるバイオリンなど音色もよかったです。それに加えて、ライトアップされたイザナミノミコトの墓とカグツチノミコトの墓である岩々、風と波の音が合わさってなんとも厳粛な雰囲気を醸し出していました。

大変すばらしい語りでした(*´∇`*)