ヒガンバナ

朝晩涼しくなって、秋の気配が漂ってきた今日この頃ですが、家の周辺を見渡すとヒガンバナが多く咲いています。
幼い頃はよくヒガンバナ狩をして遊びました。
ヒガンバナは有毒植物として知られていますが、地下にある鱗茎の部分に多く毒が含まれています。
誤食した場合は吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にいたるそうです。
しかし、昔の人々は飢饉のときなんかに、水によくさらしてデンプンを取り食していたそうです。
水田の畦や墓地に多く見られますが、これは前者の場合ネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避けるように、後者の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐために、それぞれ人手によって植えられたためだそうです。

ちなみにヒガンバナは秋の季語で、花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」だそうです。
また、家に持って帰ると、火事になるという迷信もあるそうです(~ヘ~;)