二十四の瞳

今更ながら二十四の瞳を読んでみました。
日本の昭和戦前期という激動の時代を、瀬戸内海の海村を舞台に、赴任したばかりの若い大石先生と、その年に小学校に入学した12人の生徒のふれあいを書いた作品です。
登場人物達にはそれそれに過酷な人生が待ち受けています。
大石先生は戦争で夫を亡くし、立て続けに母親と娘が亡くなってしまいます。
生徒の中には学校に行きたくても家庭の事情で行けなくなってしまう子、貧困で奉公に出される子、戦争で死ぬ子や失明する子など。
そんな波乱の人生を過ごした大石先生とクラスメイトの一部が最後に集うところはほんとに感動もんです。
人と人の深い絆を感じる心温まる物語です。


二十四の瞳 新装版 (講談社青い鳥文庫 70-4)

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二十四の瞳 [DVD]

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