発心門王子〜熊野本宮大社

今日は、熊野古道の発心門王子〜熊野本宮大社のコースを歩いてきました。
距離は約7kmで、熊野古道の中でも比較的なだらかな道でビギナー向けのコースです。

まず、熊野本宮大社の辺りに車を駐車して、発心門行きのバスに乗車します。
発心門行きは、毎日本宮大社前9時30分発の便があるのでそれで発心門に行き、そこから車を駐車している熊野本宮大社目指して古道を歩いてきました。

まず、発心門のバス停に着くとすぐに発心門王子があります。
もみじがとてもきれいでした。

そこから、林道を少し歩いたところにトイレがありました。
さらに山道しばらく歩くと、子安地蔵があります。このお地蔵さんにお祈りすると、女性が安産できると言われています。

そこからしばらく歩くと、集落に出ます。
ここには面白い案山子の仕掛けがありました。
あと、無人の販売所があって、いろんな木造品や野菜が売ってありました。
ほしいもも売ってあったので買って食べてみましたがおいしかったです。

また、山道に入りしばらく歩くと歯痛地蔵があります。歯が痛いときにこのお地蔵さんにお祈りすると、痛みが治まるそうです。

そこからからちょっと歩いたところに、水呑王子があります。その右隣には腰痛地蔵があります。この腰痛地蔵は腰のところで割れており、その割れ目に小判を置くと腰痛が治ると言われています。

子安地蔵が産婦人科で、歯痛地蔵が歯医者、腰痛地蔵が整形外科の役目を果たしており、この地域はまさに熊野の総合病院ですね。

さらにしばらく行くと、伏拝王子があります。ここに来ると、ようやく目的地熊野本宮大社が眼下に見渡せます。すごく絶景です。

ここから山道が緩やかな下りとなります。
しばらく歩くと、三軒茶屋跡です。おばちゃんがいろんな地元の産物を売っていました。
ここは中辺路と小辺地の分岐点となっています。
その先には九鬼ヶ口関所がありあます。

そこからしばらく行くと、山を抜けて住宅地に出ます。すると、本宮大社がもうすぐそこに見えます。
しかし、その手前に祓戸王子があります。

巡礼者はここにお参りをして、身を清めてから熊野本宮大社へと向かいます。

長い道のりでしたが、ようやく本宮大社に到着です。

歩いてみての感想としては、このコースはところどころに休憩場所が設けられており、起伏も緩やかで比較的歩きやすいところです。景色も最高で、歩いていてなんだか癒されました。是非皆さんも歩いてみてください。