松本峠

初めて松本峠を歩いてきました。

松本峠は伊勢と熊野三山を結ぶ伊勢路の一部であり、JRの熊野市駅と大泊駅の間にあって一般の方にも手軽に歩ける場所です。
今回私たちは、大泊駅のほうから出発しました。

峠の上り口からは、いきなり険しい石段でしたが、石段はきれいに敷き詰められていて歩きやすかったです。

石畳をしばらく歩くと、お地蔵様がありました。その身長の高さに驚きました。170センチほどだそうです。昔、鉄砲の名手が妖怪と勘違いしてこのお地蔵様を撃ってしまったそうで、そのときの鉄砲の弾跡が残っていました。

そのお地蔵様のところから間もなく進むと、途中で道標があり、左が鬼ヶ城跡に抜ける道、前方が木本登り口に抜ける道です。ここで、左側に少し行くと、昔の東茶屋跡に到着します。

今は休憩所となっていて、ここで昼食をとりました。ここからの見晴らしはほんと最高です。七里御浜が一望できます。また、熊野三山が3つとも見られる大変珍しい場所で、遠くは太地の梶取崎まで見れるます。

昼食後は、先ほどの分岐点まで戻り、木本登り口方面向いて歩きました。

途中、片足だけ垂れているお地蔵さんもあります。地元の人たちが、季節によって被り物を代えてあげているそうです。

それから間もなくすると、峠を降りて古家が立ち並んだ通りになります。
歩くだけでいろんな発見があって楽しい通りです。

松本峠を歩いてみて、比較的初心者でも歩きやすい短いコースだと思いました。東茶屋跡からの眺めは一見の価値がありますよ(*゚‐゚)